さて、多くの方はなぜエクステリアライトを取り付けるのでしょうか?
外観のオシャレから防犯にも役立つ良いアイテムだからです。
お家の外観はエクステリアライト一つでグッと”オシャレ”になります。
人は夜になると灯りを頼りに方向を確認します。一種の指標となるわけです。
それがMy Homeであれば理にかなっているとも言えますね。
設置の詳しい金額は?
エクステリアライトを設置するにはどのくらい金額が必要でしょうか?
外部に1箇所だけ取り付けると仮定してみていきましょう。
①本体
最近の製品は本体にLED電球が同封されています。金額面では5,000円〜100,000円とピンキリです。
またスイッチ代、配線代等〜5000円ほどプラスされます。これはスイッチの種類や配線の長さによって変わってきます。
②施工費
施工方法・状況などにもよりますが、〜10,000円ほどでしょう。
本体10,000円+配線等5000円+施工費10,000円=合計25,000円
③電気代
電気代は消費電力量によって決まります。次の式で計算してみましょう。
“ライトのワット数 × 点灯時間 × 30日 × 1kWhあたりの電力量料金単価÷1000”
例:5Wのライト、18時〜0時の6時間点灯、1kWh27円と仮定して計算すると、
”5W×6時間×30日×27円÷1000=24円”
1ヶ月の電気代は、わずか24円。
LED電球は1日8時間点灯で10年は交換不要のためにランニングコストは抜群。
Point
一般家庭の電気は100Vです。この場合”電気工事”に当たりますので電気工事士の資格が必要です。
状況によっては100Vでも状況によっては死亡事故につながる恐れがあります。
絶対自分で施工しないよう注意しましょう。
新築時 vs 後付け
新築時にあらかじめ工事内容に含めることが最も賢いやり方です。
外構にライトを設置する場合は可能な限り新築時に計画してしまいましょう。
後から追加設置も可能ですが、電気配線が露出してしまったり、どこかしら壊してやり直す必要があります。
また新築時よりも確実にコストがかかります。
①スイッチの位置
基本的に外部にライトを設置するためにはスイッチを設けなければなりません。これは機器の施工書にも記載されていることで故障時や電球交換時に必ず必要だからです。
一般的に玄関やシューズクロークなど、すぐにアクセスできる部分に取り付ける場合が多いですね。
②新築時は何も壊さない
住宅内部の構造次第ですが、後からスイッチを増設することは可能です。
しかし、おそらく壁や天井を破壊する必要があるでしょう。
また配線の関係から欲しい場所にスイッチを増設することが施工上で不可能な場合もあります。
対応策として外部に防雨型のスイッチを設けることになるでしょう。
新築時は何も壊さず、打ち合わせ通りにつけるだけ。
何も壊しませんし、スムーズに事が進みます。
③外部への電線のアクセス
ガーデンライトまで配線を持っていくためには、
地面の中に”PF管”と呼ばれる樹脂製の筒を入れておく必要があります。この中を電気配線が通るわけです。
お家完成後にやっぱり…よくある話ですね。
全面コンクリートにしてしまった場合は穴を掘るなんて不可能。
事前の打ち合わせで初めから設置をすることを心がけましょう。
タイマー・センサー
○タイマー
タイマーをつけることで日々の手動によるスイッチのON・OFFを省くことができます。
初期設定で時間を指定さえすれば後は自動で指定時間にON・OFFを行なってくれるので非常に楽。
住み始めは手動スイッチを点けて、消してと億劫ではないのですが、時間の経過と共に使わなくなっていきます。
また、手動スイッチは消し忘れが多い。
エクステリアライトにタイマーはほぼ必須の機能ですね。
○人感センサー
人感センサーとは、人間の発する”熱”に反応して点灯するタイプのものです。
玄関ポーチやトイレなどでよく使われますね。
物体が近づいてから点灯・離れると消灯するために消費電力は少ないですが、遠くから外観のオシャレを出すためには向いていません。
ただ人感センサーの強みは防犯性の高さも兼ねるということです。
Panasonic
point
泥棒は人に見つかることを恐れる=光を嫌います。
センサーライトは機能性・防犯性を兼ねた素晴らしい商品です。
泥棒はどこから侵入してくるか。よく考えマイホームの防犯対策を考え直してみましょう。
○明暗センサー
明暗センサーとはその名の通り朝と夜をセンサーが感知し、自動で点灯・消灯をする機能のことを指します。
エクステリアライトを設置するのであれば最も適している機能です。
注意点としては、光に反応するために車のヘッドライトなどが当たる場所ではセンサーが誤作動を起こしてしまいます。
道路に面していない、物陰に隠れないなど少々制限があります。
Panasonic
あとがき
エクステリアライトは新築時にしっかりと設計・打ち合わせを行った上で設置をすることが好ましいです。
ライトを設置する外構にはカーポート・コンクリート・ブロック塀など様々なものが関わってきます。
設置位置の制限を理解しながら設計していくことが重要です。