Wi-Fiとはケーブルレスで機器→機器をネットワーク接続する無線を指します。
”無線LAN” の国際標準規格=これを”Wi-Fi”と呼びます。
自宅でWi-Fiで無線通信をしていると、いきなり通信速度が遅くなったり切断されることはないでしょうか。
その原因はWi-Fiの周波数や電波障害、設置場所にが問題かもしれません。
結論
自宅のWi-Fiの設定、設置場所を変えることで劇的に変化します。
まず簡単にWi-Fiとは
Wi-Fiとはケーブルレスで機器→機器をネットワーク接続する無線を指します。
”無線LAN” の国際標準規格=これを”Wi-Fi”と呼びます。
従来のように有線ケーブルが必要ありませんので機器同士を繋げるためにわざわざ長いケーブルを購入する必要もありませんし、ノートPCや携帯型ゲーム機などもWi-Fiの範囲内に居ればソファからベッドの移動も容易です。
非常に便利で画期的なモノですが
通信速度が遅い状態ではストレスでしかありません。
Wi-Fiの電波が届く範囲
一般的にWi-Fiの電波が届く距離は50m〜100m程度です。
範囲だけで言えば、通常の家の中はどこでも繋がる距離です。ただしこれは障害物がない理想的な環境の場合です。あくまでも”電波”ですから壁やタンス、1Fの端の部屋にルーターを置いて2Fの真逆の部屋までに障害物が多く存在する家では電波が届きにくい、届かない場合もありえます。
”コンクリート 金属 水”
これらはWi-Fiの電波に大きく影響を及ぼします。反対に木材、布やプラスチック、紙などは電波に影響を与えにくい素材です。(あくまで与えにくい)
金属は電波を反射してしまいますし、水は電波を減衰させます。これはほぼ水で構成されている人間も同様です。
といっても、どのような素材にしても厚みのある物体は電波を通しにくいですから注意しましょう。
Wi-Fiの周波数
Wi-Fiに使われる周波数は”2.4GHz”と”5GHz”の二種類です。どちらも一長一短のメリットとデメリットがありますので状況に応じて周波数を変えることをおすすめします。またWi-Fiルーターを置く場所にも依存しますので注意が必要です。
周波数2.4GHz
周波数が低い2.4GHz帯は電波が遠くまで届きやすいのが最大のメリットです。障害物にも強く別階の部屋などにも電波を届ける事ができます。
反対にデメリットとしては5GHzと比較すると通信速度が遅い、他の2.4GHz帯の機器が近くにあった場合は電波干渉によって速度低下・切断が起こります。
周波数5GHz
5GHz帯はWi-Fiの専用周波数ですから2.4GHz帯とは違、電波干渉が無く安定した通信を常時行う事が可能です。
5GHz帯の最大のデメリットは障害物に異常な弱さがあります。ルーターを置いた場所から途中に何かしらの障害物があった場合は目に見えて速度が遅くなります。
理想的なWi-Fiルーターの設置場所
Wi-Fiルーターの設置位置は非常に重要です。前記した障害物など電波が通りにくい位置だけではなく電波が通りやすい位置を考えて設置しましょう。
良い場所
- 高い位置
- 障害物が無い位置
- 部屋の中心
悪い場所
- 電化製品の近く
- 棚などの中
- 窓の近く
まず設置は1m〜2mの高い位置で家、または部屋の中心、尚且つ棚の外であることが重要です。
低い位置に置いてしまうと、どうしても障害物が多く部屋全体に届きにくくなってしまいますからね。棚の中など見えない所に置きたくなる気持ちは非常に理解しますが、囲われた空間に置いてしまうことによって第一の障害物が早速できてしまいますのでやめましょう。厚みのある木製の棚や金属製の棚などは最悪です。
2.4GHz帯で使用するのであれば電化製品の近くは厳禁です。多くの電化製品の発する周波数は2.4GHz帯ですから電波干渉によって驚くほど減衰し、時には切断されます。
本体の買い替え 中継機の設置を考える
間取りや環境によってはWi-Fiを適正な場所に置いたとしても届かない場合も考えられます。
当初からWi-Fiの電波を考慮した家出ない限りは難しいですからね。そうなると中継機の導入をおすすめします。電波が弱くなってきている位置に中継機を取り付けることで電波範囲を伸ばすことができます。
昨今では中継機の値段もかなり落ち着いてきました。コンセントに差し込むだけで増幅機の役割を担う商品も多々ありますので検討するのも手です。
au、docomo、softbankで契約した場合についてくるWi-Fiルーター本体を高性能なモノに買い換えるのも良いですね。全く別の世界になりますよ。