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注文住宅・建売住宅どちらがお得か!?世帯年収から解析!メリット・デメリットも!

    まえおき

    注文住宅は設計の自由度が高く人気ですが、その反面、土地探しや打ち合わせ等に時間がかかり必要な金額も大きい。建売の場合は”実際に気に入ればOK”既に物件として存在している良さがあります。

    下の図は2020年度に金利固定型の住宅ローン”フラット35”を利用して建てた住宅の調査表です。
    注文住宅10.161件土地付注文住宅23,892件建売住宅19,691件中古戸建8,341件と統計して注文住宅が多いのが分かります。
    購入年齢は30代が最も多く、次いで40代→50代→30代未満と続きます。

    住宅金融支援機構

    次に世帯年収を見てみましょう。
    一般的に住宅の購入金額は”年収の5倍〜7倍まで”と言われています。
    2020年度の平均年収は602万円。最も多い600万円未満が40%、次いで400万円未満が22.1%、800万円未満が20.5%と続きます。
    以下のグラフは住宅購入者の世帯年収ですが、10年前から大きい変化がないのが分かりますね。

    • 自分で自由に設計できる
    • 土地選びができる
    • 住まいの完成まで立ち会える

    注文住宅は自分で自由に設計できる、その中身にメリットがあります。個人個人でお金のかける箇所は違うもの、キッチンにこだわりがあったり、書斎の棚にこだわりがあったりと様々。こだわりのある箇所にはお金をかけて、こだわりのない箇所では抑えてと自分の”さじ加減”で造ることができます。
    土地についても自由に選ぶことが可能ですね。建売の物件が都合よく自分の思い通りの場所に建てられるとは限りません。
    また、実際に完成まで立ち会えるのも私個人としては非常に大きなメリットです。
    何もない原っぱの土地に、一から自分たちの家を建てるわけですから、人生においての大きなイベントであることには間違いありません。その過程は思っている以上に思い出に残ります。私個人の意見ですが建売を買われる方はちょっと勿体無いな…と思ったりします。

    • 比較してコストが高い
    • 完成まで時間がかかる
    • 実際の仕上がりを見ることができない

    建売住宅と比較するとどうしてもコストがかかり、注文住宅ではアレも、コレもと追加していくうちに積み上げ式で大きな金額になることも多々あります。
    また、ローンの手続き、多くの打ち合わせなど実際には思っている以上に時間がかかります。この打ち合わせを週1行ったとしても数ヶ月、ここから施工会社の規模によりけりですが、物件の完成までに少なくとも3ヶ月〜半年ほどの期間が必要です。トータル1年かかることもザラです。

    • 金額が抑えられる
    • すぐに入居できる
    • 仕上がりを確認できる

    住まいの金額は決して安いものではありません。しかし、建売住宅の大きなメリットは比較して金額が抑えられているという点、注文住宅と比較して百万単位で金額が違う場合が多いです。これは部材を大量発注したり他物件で余った部材を流用して作り上げる、中小企業の場合は閑散期に建売住宅を建てておくなど工夫がされている為に実現している金額です。
    すぐに入居することができるのもメリットですね。住宅ローンなど書類を交わすだけで即入居できるために完全にお客様都合で行動に移すことが可能です。
    また建売住宅では一般的に展示会を行いますので、仕上がりを自分の目で実際にみて確認できます。注文住宅ではモデルとなる写真やサンプルを使って打ち合わせをするためにお客様では想像することが難しい部分が多々ありますのでこれも大きなメリットでしょう。

    • 設計に自由がない
    • 量産型である
    • 構造面に不安がある

    既に建てられているために設計に自由がないのはもちろんのこと。実際には立地や間取りに不満がないのであれば金額を抑えられる分メリットとも言えますね。
    しかし、建売住宅はどうしても”量産型”というのが抜けません。これは施工会社側も”施工しやすいように、コストがかからないように”建てているために起こる現象です。
    そして建てていく様子を確認できないのも不安が残りますよね。注文住宅では建主様が施工中に確認することができますが、建売の場合は図面上の完成物があるだけで、壁の内側や基礎内まで正確に把握することは困難です。信頼できる施工会社による建売住宅を購入することが重要です。